【FX初心者向け連載①】FXとは?
FX=外国為替証拠金取引
FXとは、「Foreign Exchange」の略、日本語で言うと、「外国為替取引」です。
最近では、「外国為替“証拠金”取引」を指し示すものとして一般的になっています。
外国為替とは
がいこく-かわせ【外国為替】
大辞林
(1)通貨を異にする国際間の貸借関係を,現金の送付によらず債権(主に為替手形)の譲渡により振替決済する手段。外為(ガイタメ)。国際為替。
⇔内国為替
(2)「外国為替手形」の略。
外為取引と略した言い方をすることがありますが、”外為“は「がいかわ」ではなく「がいため」と読みます。
同じ漢字でもさまざまな読み方がある日本語の難しいところ。
「今は1ドル、○円○銭〜○銭で取引されています。」などとテレビのニュースで聞き覚えがあるでしょう。それのことですねー!
外国為替では、「円を売ってドルを買う」または「ドルを売って円を買う」といった取引をして、価格の変動で利益や損失が発生します。
取引通貨は、ドルと円に限りませんし、勿論、他の国の通貨(ユーロ等)も扱えます。
日本人が日本人向けに書いているブログですので、馴染みがある日本円(JPY)とドル(USD)で解説していきます。
為替での損益
損益
Oxford Languagesの定義
損失と利益。費用と収入。
例えば、1ドル105円のときに買って106円のときに売れば利益になるのはイメージできると思います。
上記通り取引できたとして、利益は、1ドル買っていたら1円、2ドルで2円、10ドルで10円、100ドルで100円になります。
勿論、為替が1円も動くためにはそれなりの情勢変化による変動理由や時間が必要で、0.1円の値幅を狙うような取引も必要になります。
105.1円のときに買って、105.2円のときに売ったら0.1円の利益、それが10ドルで1円の利益になります。
魅力的な利益では無いですよね?
利益と言えるようなものにする為には何千倍、何万倍の量を取引する必要があります。通常のトレーダーですと1万ドルや10万ドル単位、プロトレーダーだとその10倍〜の取引量をこなします。
例えば1円の値幅を10万ドルで取れれば10万円の利益になります。
10万ドルですと1ドル105円の場合、10,500,000円です。
現金で用意して口座に入金できますか、、、?
できない人の方が多いでしょう。(私もできません)それでは為替が盛り上がりませんね。
そこで、FX口座には証拠金取引、レバレッジという仕組みがあります。
証拠金、レバレッジ
証拠金とは、取引をするのに必要な担保のようなものです。この証拠金を用意できないと、FX取引はできません。仕組みは、株の信用取引に似ています。
レバレッジ 〖leverage〗
広辞苑
〔挺子(テコ)の働きの意〕
借入金によって投資を行い,利子率よりも高い利潤率を見込むこと。借入資本利用。
日本の個人向けFX口座ですと、どこの証券会社で開設しても横並びでレバレッジが25倍です。(2021年6月現在)
自己準備資金額の25倍までの金額で取引ができます。
1万円口座に入金すれば25万円分のドルを買ったり売ったりできるということになります。
逆に言えば実際取引する額の4%(100÷25=4)が必要証拠金ということになります。
FXの魅力
少ない自己資金でそれ以上の取引ができるので、割と簡単に利益を得られるというのが魅力と言えるでしょう。
大きい利益が容易ということは大きい損失が容易ということでもあります。
参入者の9割が失敗すると言われている世界です。
勉強をして、相場経験を積むことが重要でしょう。
失敗して資金を大きく失ってもそれを糧にして立ち直って成功されている方もいらっしゃいます。
(私もその1人だと思います)
後の記事では、FX取引を行うための準備、必要な機器のセットアップ・活用法、失敗経験や成功する為におこなった勉強法などお伝えできればと思います。
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